ご挨拶

みなさま、こんにちは。
DANベンチャーキャピタル株式会社、代表取締役の出縄です。

米英で急成長している株式型クラウドファンディング。 日本でも2015年に改正施行された金融商品取引法で制度化されました。 当社ではその専業ライセンス「第一種少額電子募集取扱業者」の登録を2017年7月に完了。同年9月に専用WEBサイト、GoAngel(ゴ―エンジェル)の運営を開始しました。 2018年3月末までに5社が登録して株式を募集。 いずれも目標募集額を達成し、これまでに合わせて92百万円の資金調達を行いました。

また、当社では、株式型クラウドファンディングに先行して、上場企業等のオープンイノベーション型の投資をつなぐCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)サポート事業を行っています。 CVC専用ファンドを組成して4社に投資を実行した他、アドバイザリー契約により、事業シナジーある中小企業・ベンチャー企業に対する資本参加をつないでいます。 ベンチャー企業へのエクイティ投資の専門家「ベンチャーキャピタリスト」を育成する教育プログラムと独立キャピタリストの登録制度、公認会計士を中心とするサポートパートナーの専門家ネットワーク。 これらも当社のユニークな事業モデルを構成する重要な要素です。

わが国に200万社ある株式会社。 しかし株式会社でありながら、株式を発行して資本調達(エクイティファイナンス)を行っているのは主に3,650社の上場会社と上場準備中の会社などを1万社足らずです。 当社の使命は、エクイティファイナンスを多くの成長志向の中小企業に広げること。 当面の目標は日本の株式会社の10%にあたる20万社! GoAngelとCVCは、その目標を達成するための有力なプラットフォームです。 EXITを前提とした金融商品型の株式投資の世界から脱却し、 株主として出資する資本参加型の株式投資を普及させること。 それが、エクイティファイナンスのマーケットを飛躍的に拡大する道と考えています。

1997年にディー・ブレイン証券(現:日本クラウド証券)を創業して以降、私が生涯をかけて取り組んでいるテーマは「価値ある事業の成長支援のインフラ」づくりです。 そのプラットフォームとして、ディー・ブレイン証券が力を注いできたのはグリーンシート。非上場の中小企業が株式を募集して資金を調達することができる日本証券業協会が運営する証券市場でした。 2010年までにディー・ブレイン証券が募集取扱主幹事として公募増資を支援した企業は、グリーンシート銘柄全体の9割を超える141社。 総額110億円の資本調達を行い、このうち19社が上場しました。 しかし、リーマンショック後の銘柄数減少で、2018年3月末をもってグリーンシート銘柄制度は終了。 長年、制度育成に腐心してきた私にとって断腸の思いですが、その役割は、「株式投資型クラウドファンディング」制度に引き継がれました。

借入金依存度が高く、過小資本と言われる日本の中小企業ですが、 エクイティファイナンスの手段を手にすることで、リスク許容度が高まり、設備投資や開発投資など未来への挑戦が容易になります。 GoAngelとCVCサポートのプラットフォームと専門家ネットワークによる事業モデルは画期的とは言え、まだまだ始まったばかりです。 当社では、成長中小企業のエクイティファイナンスを支える、この新たなプラットフォームを価値ある事業(=社会に役立つ事業)の成長を支えるインフラとして整備し、 経済社会の真の発展に貢献して参りたく存じます。是非、多くの皆様に、当社の活動へご参加又はご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

2018年4月
DAN ベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役/公認会計士 出縄 良人


(代表者略歴)1983年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、太田昭和監査法人(現:新日本有限責任監査法人に入社)。公認会計士として主に株式上場コンサルティング業務に従事。1993年に㈱ディー・ブレイン設立し、中小企業向けコンサルティング事業を開始後、1997年には株式公開専業証券会社 ディー・ブレイン証券株式会社(現:日本クラウド証券)を創業。 日本証券業協会の非上場企業向け市場グリーンシートの株式公開主幹事で9割を超えるシェア。2010年までに141社に対して112億円のエクイティファイナンスを支援。上場引受主幹事業務にも進出し14社を上場。札幌証券取引所アンビシャス及び福岡証券取引所Q-Boardの主幹事シェアは6割。
2010年にディー・ブレイン証券の代表取締役を退任。㈱出縄&カンパニーを設立。
2015年にDANベンチャーキャピタルを設立。同社は2017年7月に第一種少額電子募集取扱業者として登録。
CVCファンドと株式投資型クラウドファンディングを中心とする
新たなエクイティファイナンスのインフラ作りに再挑戦している。

出縄 良人